冬の味覚といえば、やっぱりカニですよね。
カニは鍋や焼き物、天ぷらなど、さまざまな料理に使えますが、中でもカニしゃぶは、カニの甘みや旨みを最大限に引き出すことができるおすすめの食べ方です。
カニしゃぶは、カニの身をさっとお湯にくぐらせて、ポン酢やお好みのタレにつけて食べるだけなので、とても簡単に作れます。
しかし、カニしゃぶに使うカニは、ほとんどが冷凍されたものです。
冷凍カニの解凍方法や食べ方によって、カニのおいしさが大きく変わってしまうのです。
そこで、この記事では、冷凍かにしゃぶのおいしい食べ方と解凍方法をご紹介します。
冷凍かにしゃぶをおいしく食べるためには、以下の3つのポイントに注意しましょう。
1. カニしゃぶに向いたカニの種類を選ぶ│冷凍かにしゃぶのおいしい食べ方と解凍方法
カニしゃぶにするなら、ズワイガニとタラバガニがおすすめです。
これらのカニは、冷凍される前に生のまま急速冷凍された「生冷凍カニ」です。
生冷凍カニは、カニの身に氷の膜がついていて、カニの鮮度や水分を保っています。
生冷凍カニは、カニの身がふっくらとしていて、甘みや旨みが濃厚です。
カニしゃぶにすると、カニの風味がダシに移り、鍋の具材もおいしくなります。
一方、冷凍される前に茹でられた「ボイル冷凍カニ」は、カニしゃぶには向いていません。
ボイル冷凍カニは、カニの身がしぼんでしまっていて、水っぽくなりがちです。
カニしゃぶにすると、カニの味が薄まってしまいます。
ボイル冷凍カニは、サラダやパスタなどの料理に使うのがおすすめです。
2. カニの解凍方法を正しく行う│冷凍かにしゃぶのおいしい食べ方と解凍方法
カニしゃぶに使うカニは、冷凍されているので、食べる前に解凍する必要があります。
カニの解凍方法は、カニの種類や形状によって異なりますが、基本的には以下のように行います。
2-1. むき身のカニの解凍方法
カニの身を取り出した「むき身」は、カニしゃぶに使うのに便利です。
むき身は、カニの身に氷の膜がついているので、そのまま常温に置いて解凍すると、カニの身が黒くなったり、水っぽくなったりします。
そのため、以下のように「流水解凍」を行います。
- カニの身を食品保存用のビニール袋に入れます。
真空パックの場合は、そのまま使います。 - 水の張ったボウルなどの容器に入れます。
水温が上がらないように、軽く流水をしておきます。 - 氷の膜が溶けたら、カニの身を触って解凍具合を確認します。
中心部が少し凍っているくらいが、カニしゃぶに適しています。
解凍時間は、カニのサイズや温度によって異なりますが、約10分程度です。
2-2. 丸ごとのカニの解凍方法
カニの身を取り出す手間がない「丸ごと」のカニは、見た目も豪華です。
丸ごとのカニは、カニの身が殻に守られているので、むき身よりも解凍に時間がかかります。
そのため、以下のように「冷蔵庫解凍」を行います。
- カニを冷蔵庫の野菜室に入れます。
冷凍庫から出したらすぐに入れます。 - カニの大きさによって解凍時間が異なりますが、約1日程度かかります。
解凍したら、すぐに食べるか、冷蔵庫に入れておきます。 - カニの身を取り出すときは、キッチンバサミやカニクラッシャーなどの道具を使います。
カニの足やハサミは、関節のところで切ります。
カニの胴体は、背中の甲羅とお腹の甲羅をはがします。
カニの胴体の中には、カニみそやカニの卵などが入っています。
これらは、カニしゃぶのダシに入れたり、そのまま食べたりできます。
3. カニしゃぶの作り方と食べ方│冷凍かにしゃぶのおいしい食べ方と解凍方法
カニしゃぶに使うカニの種類と解凍方法がわかったら、次はカニしゃぶの作り方と食べ方です。
カニしゃぶの作り方と食べ方は、以下のように行います。
3-1. カニしゃぶの作り方
カニしゃぶの作り方は、とても簡単です。以下の手順に従ってください。
- 鍋に水と昆布を入れて、火にかけます。
沸騰する前に昆布を取り出します。
鍋には、カニしゃぶ用のダシやポン酢など、お好みの調味料を入れても構いません。 - カニとお好みの野菜やきのこなどを用意します。
カニは、解凍したものをそのまま使います。
野菜やきのこは、食べやすい大きさに切ります。 - 鍋にカニと野菜を入れて、火が通るまで煮ます。
カニは、しゃぶしゃぶする時間によって、さまざまな味や食感が楽しめます。
レア(3〜5秒)は、とろける食感とカニの甘さが楽しめます。
ミディアム(6〜8秒)は、とろける食感とボリューム感の両方が楽しめます。
ウェルダン(9〜11秒)は、食べごたえのあるボリューム感としっかりした食感が楽しめます。
好みの火の通し方で、カニをしゃぶしゃぶしてください。